「始める」ブログ

誰かの、何かを「始める」きっかけに

衝動買いをしてしまう盲点とは

「なんであの時こんなことをしたんだろう」

「また衝動買いしちゃった」

 

いつもは、あらがうことのできている欲求に、あらがうことができない

そんなときは誰にでもあるかと思います。

 

なぜそのようなことが起きるのか…

結論「欠乏感は人の判断力を下げる」です。

 

今日のテーマは

1.衝動買いの原因は意志力の低下が関わっている?

2.意志力が低下する欠乏感

3.実際に欠乏感の影響を受けないためには

 

 

1.衝動買いの原因は意志力の低下が関わっている?

誰もが衝動買いをしたことがあるかと思います。欲求を抑えるのは前頭葉が関係している意志力の減少が関係していると考えられます。

意志力は、「選択」を多くすることで消費されていくと言われています。

一般的には、朝起きた後が一番意志力は強く、夕方頃には意志力は大きく減少している。仕事後には欲求に抗いにくいことが考えられますね。

また夜勤勤務がある方は要注意。

仕事後の意志力は大きく減少しているのに加え、睡眠不足はより欲求に負けやすいのです。

実際に高額の買い物をしてしまった話も何度も聞いたことがあります。

 

2.意志力が低下する欠乏感

1に書いたことが根底にあると思われますが、意志力は使えば減少していく。

これと共に何かに囚われているとき

お金がない

お腹がすいている

恋人がほしい

友達がいない

親に愛されない

このほかにも多くありますが、欠乏感は思考の容量を埋めてしまうので、物事を真剣に考えるための余裕がなくなってしまうのです。

ひろゆきさんという方がある記事で、「自分の懐具合を心配してお金に欠乏を感じていると、人間の思考能力って大幅に落ちるんです。」と言っています。

https://twitter.com/nanaki811/status/1189924259386150913

 

このことを書いている本『いつも「時間がない」あなたに欠乏の行動経済学』という本も読んでみましたが、欠乏感は思考能力を下げる(その欠乏していることに囚われてしまい他のことを考えられなくなる)ことが書かれていました。

いつも「時間がない」あなたに: 欠乏の行動経済学 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

割と難しい内容のため読み応えのある本ですね。

 

3.実際に欠乏感の影響を受けないためには

欠乏感の影響を受けないシンプルな考え方としては

欠乏感を感じないようにする、ことが重要かと思います。

 

上記の本には無意識に行動を変化させてしまう、ということも書かれていたため

頭で欠乏していないと思い込んでも行動は変えられてしまう。

 

ひろゆきさんが記事で話していましたが

貯金をすることでお金に関する欠乏感を軽減することができる。

いくらあれば安心するかはそれぞれによって変わると思いますので

どの金額から安心するのか、不安になるのかを見極めてみるといいかと思います。

 

このように実際に「満足感」を得られる根拠がわかるようにしておくことが

直接欠乏感を感じないための方法だと思います。

 

もう一つは本にも記事にも書いていなかったことですが、

欠乏感を感じている考え方や価値観を修正してみる方法もあるかなと思います。

これは認知行動療法という専門的な方法を使うことで修正していきます。

これは長期的に時間がかかる方法なので、心に余裕があるときにやるのがお勧めです。

 

以上まとめると

・意志力の低下が衝動買いをする原因

・欠乏感は意志力の低下と思考力の低下をもたらす

・欠乏感を感じないためには「満足感」を目で見てわかるようにする

 

意志力や欠乏感は生活するうえでのキーポイントになると思うので

今後も考察してみたいと思います。