マルチタスクは効率が悪いのか?
新しいことを始める時に、マルチタスクで色々始めようとしてしまう人が居ると思うのですが、おそらく続けることが難しいと思います。そして、効率も悪いと思います。
どうしてマルチタスクで新しいことを始めると、続けるのが難しいのか。
そして、マルチタスクはなぜ効率が悪いのか書いていこうと思います。
この状況を打開するための方法としては
結論:新しいことは量より質を極める、です。
本日は
1.マルチタスクは新しいことには向かない
2.続けられない人はマルチタスクの使い方を間違えている
3.量より質を極める利点
1.マルチタスクは新しいことには向かない
マルチタスクとは、
複数の作業を同時にもしくは短期間に並行して切り替えながら実行すること。(Wikipediaより引用)
実際にマルチタスクをしてみて、この説明では少し足りないなと感じていて、
(すでに習得している)複数の作業を同時にもしくは短期間に並行して切り替えながら実行すること。
だと思うのです。
新しいことをマルチタスクで行うことは負担が多いですし、どれも試行錯誤をしながら動かなければいけないため成果も出にくいし、続けることが難しい。
新しいことは一点集中で継続して、質を高める、スキルを身に付けることが効率的かと思います。
2.続けられない人はマルチタスクの使い方を間違えている
続けられない人の特徴一つかと思うのですが、新しいことを始めようとすると、あれもこれも手を出してしまって、やることが多くなりすぎる。
その結果、あれもこれもやらないといけないと行動のハードルが上がるため続けられなくなる。
新しいことはまず慣れるまで一つだけやって、質を高めていく。慣れてきたら新しいことをまた一つずつ始めていく流れが続けやすいのではと思います。
例えば資格習得を目指すとして、何をやろうかと考える。英検もいいし、漢検もやりたい。スキルを身に付けたいからセラピストの勉強もしたい。
毎日あれもこれも始めるが、仕事が忙しいとか、テスト前だとか、体調が悪いから、となった時に、優先順位が付けられなくなる。
あれもできなかった、これもできなかったとなると、資格の勉強にマイナスイメージが付くようになり、なんだかやる気もそがれてしまうようになります。
そして意志力の問題もあり、慣れないことを複数やることは、自制する力がどんどんなくなっていき、継続することが難しくなります。
3.量より質を極める利点
マルチタスクが新しいことには向かないことを伝えてきました。
「それって気合が足りないからじゃない?」
「もっと努力すればできたのでは?」
と思う方がいるかもしれませんが、意志力は体力と同じで使えば減りますし、回復にはしっかりと休息が必要。
気合とか根性ではどうにもならない壁があるのです。
そんなこんなで新しいことを始める、慣れないことをやる、新しい習慣を作りたい場合は一つが習慣化するまでは次のことはやらないようにするのがいいと思います。
「それじゃ、身に付けられるスキルが少なくなるんじゃない?」
と気になる人もいると思いますが、
そもそも、身に付けられるスキルには制限があると思います。
ただ、一つのスキルや習慣を身に付ける過程で、関連する情報を集めることができたり、派生して考えること、身につくことも多いと思われるので、量より質を極めていくことは、効率も良く、質も高められると思います。
以上をまとめると
・すでに習得しているスキルなどに関してはマルチタスクで効率よく仕事などを進めていくことができるが、新しいことは脳への負担が大きいためマルチタスクは不向き。
・新しいことをマルチタスクで行おうとすると、意志力が多量に消費されるため、自分を律して継続することが難しくなる。
・量より質を極めることで、深く広く学んだり、スキルを身に付けることができる。