感情のコントロールをするためには
職場や学校、実家などでストレスがかかりイライラすることはよくあることだと思います。
一番シンプルな方法はストレスをなくすためには環境を変えるのが手っ取り早いです。
そうは言ってもすぐ引っ越しできないし、仕事も変えられないという方は多いと思います。
だからと言って感情を剥き出しにしていても人間関係が築けなかったりしますよね
そんな時ある程度は感情のコントロールをしないといけない。
まず結論から話すと
「感情のコントロールを完全に行うのは出来ない」ということです。
その上である程度コントロールを行う方法をお伝えしたいと思います。
もくじ
1.イラッとしたときに一回留める癖をつける
イラッとする時って結構反射的だったりするんですよね。
ある言葉にイラッとした
冷たい言い方にイラっとした
態度にイラッとした
そのときに「なにこの人？」と思うと思います。
その時に「その態度なに？」「その言い方なに？」と言ってしまうと険悪ムードになりますよね
もちろんその場限りでその後一生会わない関わらない人であればいいんですけど
会社の同僚や上司だとそうもいかない。
ひとまずイラっときたらその事について5秒から10秒待つ
時間を置くと一旦冷静になって話を続けられると思います。
イラッとしてすぐに反応してしまうと冷静に話すことは難しいです
2.留めた上で穏便に相手に伝える様にする
穏便に相手に伝えるとは、
・そのように言われたことで悲しく感じた
・その振る舞いで怒られているように感じた
・嫌われているように感じる
などの
自分が感じた感情を中心に伝える方法です。
アサーティブ・コミュニケーション、とも言われます。
アサーティブとは
自他を尊重した自己表現もしくは自己主張のことである。（Wikipediaより引用）
アサーティブを用いたコミュニケーションはコミュニケーションを円滑にする方法でもあり、何より自分の感情の排泄 ができるため精神衛生上にもよいですね。
（感情も溜めこむとストレス過多になるので適度に吐き出さないとしんどい…）
3.相手に言えない時はイライラを紙に書く
相手に言えない、言ったらパワハラされるのでは、など考えて相手に伝えられない人は紙に書いてみるのが効果的だと思います。
紙に書くことで2でお伝えした感情を中心に伝える方法とほぼ同等の効果があると思います。
実際に何を書いていけばいいかというと
①イライラした場面、モヤモヤした場面のきっかけとなった言葉、場面について書きます
②その場面について自分の思ったこと相手に言いたかったことを殴り書きでいいので①の下に書いていきます。
③ある程度書いた後は、その書いたことを見直しながら、自分はどう言われたかったのか、どう扱われたかったのかを考えて書いていきます。書いていく中で腑に落ちる言葉や思いが出てくるので。腑に落ちてすっきりしたら終了です。
学生時代にあった出来事を一部修正して実際に書いてみると、
①教員「（ある科目のことで）この授業受けたんだよね。終わったんだよね。なんでできないの。わからないなら単位あげなきゃよかったんじゃない。私ならあげないわ」
と言われたとします。
②自分(なんであんたに言われなきゃいけないんだ！！！科目の担当でもないのに。授業受けただけで全部わかるわけないじゃん。理不尽にもほどがある！！！)
と書き殴ります。（本当に怒っていたら！マークとか書かずに淡々と書くと思います 笑）
ある程度書き出すと少し落ち着いてくるので、落ち着いてきたら
③「なんでできないのって言われると否定された気持ちになる。授業は受けて単位もらったけど、全部を覚えているわけじゃないし、確かに聞いたことはあるけど。冷たい言い方をされるんじゃなくてもう少しやさしく言ってほしかったな。今までのやったことも一応は評価されてもいいんじゃないか」
など
もしかすると恥ずかしくて誰にも言えないような感情や思いが出てくるかもしれません。
実際にはその部分がわかってほしい部分でもあるのでぜひ文字に書いてみてほしいと思います。持ち歩かないノートや紙に書けば誰にも見られる心配はないですからね。
以上をまとめると
感情のコントロールは完全にはできないが
ある程度感情のコントロールをするためには
①イラっとした時に一回留める癖をつける
②留めた上で穏便に相手に伝える様にする
③相手に言えない時はイライラを紙に書く
をやってみてほしいと思います。日々僕もやっているので効果はあると思います。
