迷い=浪費
迷うことは浪費することです。特に限りのある時間とお金を浪費する。
なぜならAとBがあるとして、それを選ぶためにある種の判断基準を設けてどちらかを選びます。
その選ぶ行為があることでまずは時間を失ってしまう。そして、なにかを選べないことはどちらも買ったり、どちらも買わないなどの選択になり、どちらも買った場合にはお金を多く使ってしまうのです。
迷わないためにどうしたらよいかというと、
自分の中に絶対的な価値や基準を持つことが時間もお金も浪費せずにすむと考えています。
実際に何か食べ物を買うとき
「甘いものを食べたい」とした時に
ケーキを買うか、ドーナツを買うか迷っているとする。それともクレープを買おうか。
ここでどちらを選べば自分が満足できるか考える。
カロリーや金銭的なこと、やっぱりしょっぱいものにしようかと考え始めるとそれだけで10分15分はすぐに過ぎてしまう。
ケーキ1個とドーナツを買えばより満足できると考えた時には、お金も多く使っていたりする。
時間もお金も有限なのに、迷うことでどちらも多く使ってしまうこともあります。
「とはいえ、まったく迷わないっていうのも何も考えずにものを選んでちゃ満足できないと思う」
「習慣にしたがってものを選ぶことも何も考えてないんだから浪費しちゃうんじゃないの?」
「大切な決断の時には迷うことも必要だと思う」
と思う人もいるかと思います。
選択することは、どちらかを選んで、どちらかを捨てること(いわゆるトレードオフ)です。
大切な決断の時にはもちろん悩むことは必要だし、この場合に限っては悩んだ方がいいと思います。
しかし、人間起きて寝るまで数えきれないほどの選択を繰り返していると言われています。意識に上がるものもあれば無意識で選択をしていることもあります。
この生活の中における無数の選択を減らすことは時間に余裕を持たせることもできると思いますし、少し話はずれますが「意志力」を無駄に消費させることなく生活することができます。
意志力とは、物事の選ぶエネルギーでもあり、何かを選ばないためのエネルギー(世休に逆らうエネルギー)としても必要なもの。
意志力を使えば使うほど、何かを選ばない=欲求に逆らう、ためのエネルギーもなくなってしまうので、誘惑に負けやすくなってしまいます。
誘惑に負ければ、無駄な買い物に行ったり、必要でないものを買ってしまったり、行きたくない飲み会に参加するなど、さらに時間もお金も失ってしまいます。
やはり迷うことは様々なものを浪費することに繋がっていってしまうのです。
限りある時間を浪費しないためにも「迷い」をどれだけ減らせるのかが重要になってくると思います。
実際に迷いを減らすためにはどうしたらいいのか
if-thenプランニングという手法を使うのが効果的だと思われます。
これは、もし〇〇したときに、△△する、という形で約束事を決める方法です。
机の前に座った時は、本を開くようにする。
もし携帯を触ってしまったら、タイマーをかけて時間になったら仕事を再開する
などのように、もしこうなった時にはこうする、というルールを作っておくのが行動しやすくなりますね。
一回一回選択をするということは、その物事が習慣化されていないとも言えるので
多くのことを習慣化することで迷いを減らすことができます。
極端な例だと
朝ご飯は決まってパンとコーヒー
昼食はおにぎりとお茶のセット
夕飯は...
のように決めておくと食事に関して迷うことはなく選ぶことができます。
一つ一つのことをよく迷って時間がなくなってしまう、迷うことが苦痛だ
という人は特にこのように日々の選択や行動を習慣化することで時短にもなるし、浪費も防ぐことができると思います。