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承認欲求も悪くない

以前アドラーがはやった時に

「承認欲求は捨てましょう」

ということが流行ったのかなと思います。

 

この承認欲求を満たす時に、ただ相手に認めてもらって承認欲求を満たそうとするとうまくいかなくなります。

 

ただ実際に、この承認欲求ってどうなのか、ということを書いていこうと思います。

 

本日の結論

「承認欲求も悪くない」

 

1.承認欲求が悪い方向に働くときは

2.承認欲求をうまく使うには

3.自分の軸と相手の軸を意識する

 

 

1.承認欲求が悪い方向に働くときは

承認欲求は、誰かに認められたいという欲求。

 

ただ、相手の要望に応えようとしたい、と思ってしまったとき

相手中心に物事を考えてしまうので、バランスが崩れてしまう。

 

相手中心に物事を考えた時

“自分らしさ” のようなものがなくなり

辛いとか苦しいとか感じるとしんどさを持つ。

 

バランスが崩れると心がしんどいな、となる。

 

2.承認欲求をうまく使うには

承認欲求も悪くないなと思うのは

相手と自分の欲求のバランスが取れているとき

自分が好きだと思っている、得意だと思っていることと、相手の求めているものが

大体一致した時にそのバランスが取れる。

 

そのバランスが崩れた状態が続くと、どちらかに負担が生じてきますし、

承認欲求のバランスが崩れているので、長期的には続くことが難しいなと感じます。

本来の承認欲求とは少し違うかもしれませんが

承認欲求を、このように解釈して、バランスが取れた状態なら、ありじゃないかなと思います。

 

親子間での承認欲求のバランスは偏りがち

親に認めてもらいたいから、とバランスが親の側に寄っていってしまう。

 

バランスを保つことでどちらかが辛い、苦しいとならずに済むのではないかと思います。

 

3.自分の軸と相手の軸を意識する

バランスを考えるときに、

自分の軸と相手の軸があると考えるとイメージしやすいと思います。

 

相手の軸によりすぎると、バランスが崩れる。

バランスが崩れると、関係性や感情がゆがむ

ゆがむことで相手と違和感が生じてしまうと思う。

 

 

じゃあ、どうやって承認欲求のバランスを保っていけばよいのか

 

自分の得意なこと、好きなことを求めている人に自分のスキルや心遣いをしていくのがいいと思います。

相手のために、相手の求めているものを、と考えるとバランスがゆがんでしまうので、

自分と相手のバランスを意識することが必要だと思います。

 

例えば、自分は料理が得意だとして、

その料理が好きな人に、料理をふるまう。

自分は得意なものを提供して、相手はその料理で満足をする。

また、

料理が得意だから、料理教室を開いてみる

その料理を学ぼうと、生徒が集まってくる

 

この二つのバランスは保たれていると思います。

 

このバランスが、傾いた場合はどういうときか

自分が料理を得意じゃないのに、相手が料理が好きという理由で、料理ができるように頑張ってしまうこと

料理教室が流行っているからと料理を学んで教室を開いてみた

とか

生徒が作りたいと言っている料理ばかり作ってしまって、自分のコンセプトや得意な分野の料理を作っていない

などが、バランスが保たれていないパターンかなと思います。

 

自分の得意と相手の求めているもののバランスが保たれたときに、承認欲求がうまく作用していくとおもいます。

 

 

以上まとめると

・承認欲求も、自分と相手のバランスを意識することでいい作用をもつ

・相手に認めてもらいたいがために、自分の行動を変えるとつらくなる