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「言葉」の影響力 -生きづらさには“言葉”が影響していた?-

言葉の力が強い、ということをご存知でしょうか。

なんだかスピリチュアルっぽいよ、と思われるかもしれませんが

言葉が人の価値観などを作り上げています。

 

口に出す言葉だけではなく、頭の中に思い浮かぶ言葉も含め

僕たちはかなり多くの言葉を自分に浴びせています。

今の自分も小さなころの自分も周囲には言葉であふれており、

周りの大人たちからも多くの言葉を浴びてきました。

 

本日の結論

「言葉で人は作られている」

 

実際に言葉を変えることで性格や価値観が変わった話を交え、書いていこうと思います。

 

1.自分の基盤は小さなころに作られる

2.言葉と性格・価値観の関係

3.言葉を変える

 

 

 

1.自分の基盤は小さなころに作られる

 自分の価値観や考え方は、自分にかける言葉やかけられる言葉、体験で成り立ちます。ネガティブな人は、自分にネガティブな言葉をかけることが多く、ポジティブな人は自分にポジティブな言葉をかけることが多い。

 

 子供のころは周りの大人にかけられる言葉が大きな影響を持っています。親や学校の先生の言葉が大きな影響を持ちます。周囲からかけられる言葉を自分の生きる指標として成長していきます。子供は、親に認められたいがために、親の言うことを聞いたりもします。

 

ただ、大人になってからは自分の価値観は自分で変えることができます。

自分が自分にかける言葉を変えることで、価値観を変えることができます。

 

2.言葉と性格・価値観の関係

 実際に自分が体験したことのある自分にかける言葉の変化、周囲の言葉の変化をお伝えしたいと思います。

 

生まれてから一人暮らしをするまでの18年間は、かなり自責的で

母親が自分にかける言葉も自己評価が下がってしまうようなものでした。

 

自分が自分にかけていた言葉は

「ダメな自分だ」

「宣言しても自分はできない」

「友達もいない(実際にはいた)」

「何をやっても自分はできない」

「嫌われる人間なんだ」

など自分で自分を責めていることが多かったです。

 

周りの大人が自分にかけていた言葉としては

「あんたなんか知らない」

「お兄ちゃんは芯がしっかりしてるのにあんたは」

「あんたなんか看護師なんてできないよ(大学在学中)」

「あんたがバイトなんてできるわけないでしょ(大学在学中)」

「ほんとにあんたは冷たい人間だわ。そんな風に育てた覚えない」

「(料理の手伝い中に)これは豚の餌かい。ほんとになにもできないんだから」

などなど

周りの大人と書きましたが多くは母親でした。

 

 父親は朝から夜まで仕事で家にいる時間は少なかったです。父親の話す言葉で記憶にあるのは「人間は身体が資本だから。文武両道にできるようにしないといけないよ」という感じのことを言っていましたね。小さなころの記憶でも言っていましたし、大学卒業の際にも同じこと言ってましたね。

 

母親は専業主婦だったので、基本的に家にずっといました。

18年間、この環境にいたため、これが普通だと思って生きていた。

今振り返ると、ぞっとしますね。

 

今は自己評価が下がる言葉はほとんどかけることはなくなったと思います。

上記に書いたような言葉の反対を自然と思うことができていますし、

「ダメな自分でもいいでしょ」と受け止められるくらい、心に余裕を持つこともできています。

失敗して「なんて自分はダメなやつなんだ」と落ち込むこともなくなり、次改善して取り組もう、むしろうまくやってやろう、くらいに思えるようになっています。

 

3.言葉を変える

上記に書いたような状況で

どうやって言葉を変えたのか

かけられる言葉をどうやって変えたのか

 

その方法は次の3つです。

・環境を変える

・本を読み、自分にかける言葉を変える

・自分の自己評価を下げない人を選んで関わっていた

順番に説明していきます。

 

・環境を変える方法は、少し遠い所に一人暮らしをしました。本能的に実家に居続けることが自分にとって不利益だと思ったようで、一人暮らしをするように行動しました。親には「一人暮らしして、自分で家事をやったりしないと親の苦労がわからないから」と言いましたが、自分を守るための必要なうそだったなと感じます。

 親のそばにいるという環境を変えることで、自分に降りかかる言葉をまずは半分にすることができます。 

 

・ネガティブな性格だったので、できないことがある度に落ち込んでおり、そんな自分が嫌で、カウンセラーの本を読み始めました。

そこに書いてある言葉を自分に言うようにしていると、あるときから落ち込まなくなりました。

もちろん初めは口で言っていても頭の中では「そんなはずはない」と否定的でした。

続けていると、だんだん「そうかもしれないな」と思うようになり、

そのうち「そうらしいぞ」と思うようになりました。

 このようにしていくと、自分に降りかかる、自己評価を下げる言葉というのはさらに減っていくことができます。

 

・自己評価を下げる人とかかわらないようにしていたと書きましたが、

2番目の方法を使っていくことは、自己暗示のように思うかもしれませんが、徐々に周りの環境が変わっていったと思います。自己評価を下げる人たちが減っていきました。

 

 

環境を変え

自分にかける言葉を変えると

自分にかけられる言葉も変わる

 

 

そのカウンセラーの人も言っていましたが、

「思考が先、現実が後」

考えていることが現実で起こる

 

ネガティブに自分を責めていると、周りも責める人が増える

自分を責めるのをやめると、責める人が減る

不思議でしたが、実際、そのようになっていきました。

 

また、他の人が書いた本では

 親のかける言葉が影響して、よくない道に進んでしまった子供の話が書いてありました。

 

 両親のうち、片方は自己評価を上げることを言っており、その人が関わっているときは素直でいいこだったそう。

 もう片方は自己評価を下げることを言っており、その人が関わっているときには素行が悪く、よくない子だったそうです。

 この夫婦は離婚し、子供は、自己評価を下げる方の親に引き取られることになり、自己評価が下がる生活を続け、最終的には裏社会で亡くなってしまったという話でした。

 

 この子供の描写はあまり書かれていませんでしたが、周りがかける言葉に影響を受け、自分にかける言葉も、かなり自己評価を下げる言葉だったのではないかと推測されます。

その結果、このような結果となってしまったんだなと思います。

 

言葉の影響はとても強いものだと感じますね。

 

 

以上をまとめると

・言葉で人の性格や価値観、考え方は作られている

・言葉を変えることで、性格、価値観、考え方を変え、自己評価を上げることができる。

・環境を変えると、自分を変えやすくなる。