「始める」ブログ

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なぜ感情的になると話がこじれるのか

「感情的になってしまって相手とけんかになってしまうことが多い」

「冷静に話し合えれば、ここまでこじれることはないのにと思うことが多い」

 

 

冷静に話せないことで、相手と関係がこじれてしまうことが、度々あると思います。

なぜ感情的になることで、相手と関係がこじれてしまうのか

なぜ感情的になった相手と冷静な相手と話していることが違うことがあるのか

 

本日の結論は

「思考は感情でゆがむ」

 です。

 

思考が感情でゆがめられた時を実例として、どのように対処していくことがいいのか、まとめていこうと思います。

 

1.なぜ思考が感情でゆがむのか

2.思考がゆがんだらどうなるのか

3.思考のゆがみに対抗するには

 

 

1.なぜ思考が感情でゆがむのか

なぜ思考が感情でゆがむのか。

人間は感情の生き物と言われている。実際生きていても感情の揺れ動きで疲弊しているし、満たされることもあると思います。

思考と感情は別だという意見があると思うが、人間の思考は感情で大きく歪められています。

思考は論理的なことを考えるためには必要ですが、感情が揺れているときは、揺れている感情を理由づけるために思考が働きます。

何人かで遊んでいて、今楽しいと感じているときは、楽しいのはこのメンバーと遊んでいるからだと考えたり、

お酒を飲んでいるときに楽しさを感じると、お酒を飲むことで楽しくなれると考えたりします。

逆に、誰かと話しているときにイヤな気持ちになることが多くなった際には、この人と話をすることでイヤな気持ちになると考えてしまい、この人=イヤな人、のように考えてしまいます。

 

論理的な思考と言っても、感情が優位になっているときは感情的思考になってしまいます。

 

2.思考がゆがんだらどうなるのか

例えば空腹な時と満腹な時を比べてみるとわかりやすい。

空腹な時は嫌なほど食べ物が目に入る

何を食べるのか、どこを選ぶのか、選ぶ基準はなにか

今日は安く済ませたい、今満足できる料理はなんだろう

 など考えて選んでいると思います。

 

満腹になった後に食べ物を見た時はどうなりますか。

食べ物は見たくない

何を見ても食べたいと思わない。次の食事のことを考えてもあまり興味は湧きません。

食後に次の食事のことを考えなければならない主婦の方含め、どれだ感情に反した行動をとらなければならないかと考えると苦痛が大きいなと想像されます。

 

食事以外のことでも同様で

イライラしたことがあったとして、

イライラしたことから元の冷静の状態になるまで、イライラしたことばかり考えてしまう。

イライラした記憶がさらにイライラを呼ぶこともあると思います。

 

冷静に分析できるようになるには、感情を刺激されて、その刺激から離れて15分ほど必要でした(実体験)

 

3.思考のゆがみに対抗するには

実際に思考が感情によってゆがんでしまうことがあると思いますが、

じゃあ、感情によって思考をゆがめられずに生活することはできないのか

 

答えは「NO」です

 

人間は感情に基づいて生きており、感情なしには生きられません。

感情がなければ、危機を避けることはできませんし、記憶の蓄積も難しい。(記憶と感情は密接に関係しています)

単純なものを暗記することが難しいことは皆さんも経験されてきたと思います。

感情の動かないものを記憶することがどれだけ面倒なものか、実際に体験されていると思います。

 

「じゃあ、思考がゆがめられてしまうことは仕方ないのか」

「なすすべもなく、感情に私たちはコントロールされてしまうのか」

 

このようなときに、どう対処していったらよいのか、深掘りしていこうと思います。

 

①自分の感情の動きやすいものを知っておく

例えば、ルールを破る人がいると以上にイライラしてしまう(時間ぎりぎりに待ち合わせにくる人。提出期限に間に合わない)

両親に言われる言葉で罪悪感を抱いてしまう(しっかりやんなさいよ。ちゃんとしてるのかいなど)

 

②自分の感情のゆがめられ方を理解する

この感情(気分)になった時は、自分はこのような考え方をするという傾向。

楽しい感情になっているときは、相手の意見に同意しがちになる

悲しい気分になっているときは、何事も悲観的に考えがちになる。

この傾向は、感情的にならないための第一歩になると考えられます。

 

③感情が思考に影響しているときは、時間をおいて考えるようにする。

感情が揺れているとき(気分が高揚している、悲観的になっている、イライラしているなど)はいつも以上に思考が変動するため、重要なことは時間をおいて考えることが大事です。イライラしているときは、些細なことにイライラしてしまったり、相手を攻撃してしまいがちになってしまいます。

 

「そうはいってもイライラが落ち着くまで待ってられない」

 

そういう時は、相手の話を聞きながら、攻撃的な言葉にならないように言葉を選んで話をしましょう。

思考はゆがんでいるため、まくしたてるように話をすると、自分が思っている以上に攻撃的になり、相手を傷つけてしまう可能性があると思います。

 

 

以上まとめると

・感情で思考の内容はゆがむ

・自分の思考の傾向を知り、感情的にならないようにする

・重要な決定は、時間をおいてから考えてみる