「始める」ブログ

誰かの、何かを「始める」きっかけに

感情のズレと心の不健康

何かをやる時に、経験的なものですが「感情」の視点から見ると、感じた感情を恥ずかしさや周りの目を気にして表現しきれない事で「経験したこと」と「感情のバランス」が取れないことがあります。

 

認知的不協和という言葉がありますが、

※認知的不協和とは

人が自身の中で矛盾する認知を同時に抱えた状態、またその時に覚える不快感を表す社会心理学用語。人はこれを解消するために、自身の態度や行動を変更すると考えられる。有名な例として、イソップ物語のキツネとすっぱいぶどうの逸話が知られる。(Wikipediaより引用)

 

経験したことと感情表現した行動が偏っていると

例えば、極端な例だと

「賞をとって表彰される」場面で、無表情で感情の起伏がなく、淡々と表彰式をこなしてしまうような行動をした際に(本当に嬉しくなかったパターンは除きます)

嬉しいけど、周りの目を気にして、素直に喜べなかった

嬉しいけど、恥ずかしさが勝ってしまって、緊張して、真顔になってしまった

などの経験をすると

「賞をとって表彰をされる」経験が、あまり喜ぶものではないとの認識になる

とか

経験が、恥ずかしくて恥ずかしくて人前に出ること自体が苦手な事になる

などに脳が認識されると考えられます。

認知的なものと行動的なもののズレが、認識を歪めてしまったりします。

 

 

本日の結論

「恥ずかしさは捨てよう」

 

 

⒈感情を表現しないことの不利益

⒉感情を適切に表現するとは

 

 

⒈感情を表現しないことの不利益

 僕らは周りの目を気にすることで、全力で楽しむことができないことがあります。学生時代に感じてきた方は多いのではないでしょうか。

 

自分の感情を表現する時に

感情を抑えたように表現すると

楽しさが半減されてしまう

 

感情を抑えることにエネルギーが裂かれてしまうため、全力で楽しむことができない

 

楽しいと感じたまま、表現したいまま振舞う事は、心の安定を保つためにも重要です

 

 

楽しいとは反対の例ですが、

嫌なことがあったのに、嫌ではないように振る舞う事(嫌なことを言われたのに笑顔で対応するなど)は精神的に大きなダメージを与えます。

看護師あるあるらしく、「感情労働」というそうです。

 

これは、看護師だけでなく、多くの接客業でのあるあるじゃないかなと思います。

 

みんな辛い中笑ったり、誠実に対応することを強いられている

 

 

⒉感情を適切に表現するとは

プラスの感情・マイナスの感情

どちらにも共通しているが、

感情を表現する時には、適切に表現することが必要。

 

感情の表現はどのようにしているでしょうか。

知らず知らずに感情を抑えるように育ってきたのではないでしょうか

 

僕は以前、感情を抑えて、抑えて、自分の感情が行方不明になった経験があります。

知っていた感情は「悲しみ」「怒り」くらいで

「楽しい」とか「嬉しい」は適切に表現されていませんでした。

 

じゃあ適切に表現するとはどういうことか考えてみると

①感情の伝え方を整える

②感情を感じ切る

③感情を感じた時に自分の中でちょうど良い大きさで行動に表すこと

3つ目は感覚的なもので掴むまでは難しいかもしれません。

 

 

①感情の伝え方を整える

あなたは感情の揺れを感じた時(喜怒哀楽が生じた時)は、どのように表現しているでしょうか

仕事中だと、感情を抑えて、フラットに関わっていたりしますか

同僚と話をする時はやや「怒」が強めになっていたりしませんか(常に愚痴を言ってしまっているなど)

伝える時にはアサーティブ•コミニケーションという方法を使ってみると穏便だけど、しっかり自分の思っていることを伝えることができます。

アサーティブコミニケーションについて書いた記事も参考にしてみてください。

 

tunrun.hatenablog.com

 

②感情を味わう

感情を味わうとは、

感情は喜怒哀楽どれでも、盛り上がった後に下がっていきます。

その感情の上がり下がりを全て体験することを感情を味わうと僕は表現しています。

日々感情は上がったり下がったりを繰り返しています。

その一つ一つを感じるようにすると

この物事にはこういう感情が湧き出て、このぐらいで下がっていくんだなということを感じることができます。

今まで雑に扱っていた感情と物事のつながりを感じることで、一つ一つの体験を無駄なく積み重ねることができると感じています。

感情の揺れはばを感じることができると

感情の表現方法が少しずつわかるようになってきます。

 

③感情を感じた時に自分の中でちょうど良い大きさで行動に表すこと

これは感覚的なものなので見つけるのに時間がかかると思います。

ただ、感じた感情に対し、行動を起こすこと

例えば、嬉しいと感じた時に、

両手を上げて表現するのか

ガッツポーズをするのか

全身で表現するのか

これの繰り返しで自分の表現方法がわかり、

少しずつ調整され、感情の大きさの表現方法が身についてきます。

 

「これを身につけて、何になるのか」

 

前述しましたが、適切な感情表現をすることで、ストレスが解消され、心のバランスが取れるようになり、精神的にも安定することができます

 

ストレスも解消され、精神的にも安定できることは、日々生活する上でも、重要なことではないかなと思います。

 

ストレスやメンタルヘルスは、他人ではどうしようもできません

どうにかできるのは自分自身だけです

他者が教えてくれるのは一般的はストレス解消方法や客観的なもの

参考にはなりますが、自分の感情を理解し、改善したり修正したりできるのはやはり自分だけだなと思います。

 

もちろん、自分がそのように100%行動できているか、となると、このようなことを考えていることからもわかるかと思いますが、まだまだだなと思っています。

ただ、感情表現が豊かな人を観察し、自分にない部分や表現の仕方を観察した事で気づけた部分なので、参考になるかなと思います。

 

 

以上をまとめると

・感情のバランスが崩れると心の不調にもつながる

・感情は感じたまま表現する方がメンタルヘルスには良い

・感情の表現の仕方は身につけられる