「わかりやすい資料」はわかりやすいだけだと、ただそれだけになってしまう。
資料や本、教科書を読んだときに「これは理解しやすいな」と思うものを見たり読んだりしたことはありませんか?
まとめることが上手な人はこのように相手に理解しやすいものを提供することができます。
プレゼンとか指導、教育のそもそもの目的を考えると
「自分の思いや意図を相手にうまく理解してもらうこと』
です。
相手に覚えてもらうことが前提ではなく、相手に理解させることが目的のため
きれいに資料や表をまとめることが求められます。
見にくいものや理解しにくいものって、受け付けたくないですよね。
だから分かりやすいものを相手に提供しないといけないです。
本日の結論
「分かりにくいものは受け入れられないが、分かりやすいだけでは相手を動かすことができない」
もくじ
⒈理解しやすいものを相手に提供するには
何かを相手にプレゼンするときには、相手が理解しやすいように伝えないといけません。
何かを理解するときには、時間背景や順序がごちゃごちゃしているものより、綺麗にまとめられたものの方が理解しやすい。
「なるほど、こう言う手順だからこう言うことを考えないといけないんだな」と理解することができます。
読みやすい文章や表を用いて、自分の意図が伝わるように伝えることが重要となります。
⒉分かりやすいだけだと、ただそれだけになる
1で書いたように、分かりやすいものは理解しやすいが、何も引っかからずに流れてしまう可能性もあります。
それを覚える、となったときに綺麗にまとめられたものだと理解はしやすいが「スー」っと読み終わってしまいます。
これで何かが引っ掛かった場合は、そこを理解しようとして何度も読んだり、考えたりするので記憶に定着しやすい。
考えたり、思い出そうとすることで効率よく記憶に定着させることができます。
分かりやすいかつ相手を動かすように工夫をする必要があります。
「理解しよう」「覚えよう」と言う前提の人なら、難しいものを提示しても理解しよう、覚えようと努力をすると思います。
ただ、前提が違う−もともとそのことには興味関心がなく、理解したり覚えたりしようとする必要がない−場合には、難しいものや分かりにくいものは目にも止まらない。
興味関心も持てない、と言うことになるでしょう。
自分が理解しやすいものを読み飛ばさず記憶したいと言う場合には
以前書いた記事で、記憶力を高める方法について書いてみたので参考にしてみてください。
この記事の結論は「理解して、思い出す」ことすることで記憶しやすいと言う話でした。
この記事を踏まえて、
理解しやすいものを読み流してしまわないためにどうしたらいいのか
・自分なりにまとめる
・覚えるために小テストをする
・その物事を活用する方法を考える
この3つの方法を考えると、覚えただけで活用のできないノウハウコレクターになることはなく、仕事や生活に活用することができると思います。
⒊感情を動かして行動を促す
説明が得意な人は相手に理解させることが得意です。
理解させた上で、相手の記憶に残すことがうまい人がプレゼンのプロだと思います。
相手に理解してもらい、記憶に残し、行動してもらうためにはどうしたらいいのか
感情を動かすことがポイントだと思います。
人間の欲求に基づく感情をうまく動かせる人は相手の行動を促すことができると思います。
欲求のわかりやすい指標としては
HARMの法則を参考になります
簡単に書くと
H 健康
A 夢、野望
R 人間関係
M お金
これをもとに人の欲求を想定することができます。
相手の求めている欲求を動かせる可能性が高まる。
欲しいと思うと人は「行動するか、しないか」の2択になります。
欲しいと思わせることがこのHARMでできるようになると思います。
以上まとめると
・理解を目的にするなら、理解しやすいように文章を変えたり、表などでまとめたりしよう
・わかりやすくするだけだと、元々興味のある人しか興味を持ってくれず、記憶にも残らない
・相手の欲求を理解し、刺激することで行動を促すことができる