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読書に集中できない人が努力せず集中できるようになる方法とは【結論:読書中はペンを持とう】

あなたは読書中はただひたすら本を読んでいるでしょうか

それともメモをしながら読書をしていますか

 

読書をする上での効果的な読み方や

読書を集中し続けるための方法についてまとめていきたいと思います。

 

 

結論

「読書中はペンを持とう」

 

 

もくじ

⒈読書中の蛍光ペンは有効か?

⒉ペンを持つなら4色ボールペンがいい

⒊読書に集中に生産性を上げる読み方とは

 

 

 

 

⒈読書中の蛍光ペンは有効か?

蛍光ペン

 

教科書を勉強する時に蛍光ペンを使っていた人は多いのではないでしょうか。

そんな僕も学生時代には4〜5種類の蛍光ペンを持っていました。

 

読書においても蛍光ペンを使って、マーキング(ハイライト付与)をしている人もいるかと思います。

僕は読み返すときの重要な項目について時々マーキングをしたりします。

 

この蛍光ペンでのマーキングが効果があるのかについて気になったので調べてみました。

実際に蛍光ペンを持って何かに取り組むと集中することができるなあと感じる場面を経験したことがある人も多いのではないでしょうか。

 

 

Fowler & Barkerによると、

「ハイライトは情報の示差性を高め読者の注意を向けさせる効果があるとされ、文章の理解を促進すると考えられている。」

また、魚崎らによると

「特に、複雑な文章において、読者が能動的にハイライトを付与しながら文章を読む場合に、その効果が顕著であるとされている。」

 

 

このハイライトは、蛍光ペンによるマーキングのことです。

 

蛍光ペンでマーキングをしながら読書をすることは、

文章に注意を向け、理解を促進させる効果があると言われています。

そして、その文章が複雑なものの方が効果が高いということです。

 

一方で、推論を含むような文章の場合には逆効果であるとの意見もあり

使用する場面を考慮する必要があることがわかりますね。

 

 

ハイライト付与(マーキング)行動と文章理解の関係性を研究したものがあり、

 

京都大学の研究によると

大学生200名とその他3名が参加し、5つの課題を含んだ質問し調査を授業中に実施。

「文章の理解に重要だと思う単語」にハイライト付与を行わせ、その内容を3択で回答させた。その質問の一つに推論を要する質問が組み込まれていた。

結果としてはハイライト付与数と文章理解得点の間に相関がほぼ見られず、

ハイライト付与をする読み方は文章理解を促進しているとは言い難いという結果が出た。

そして、推論的思考を必要とする質問に対する正答率も大きく変わらず、ハイライトの促進的効果が否定的とされている

 

 

「そしたらマーキングをしながら本を読むのは意味ないってことじゃないか」

 

 

そう思われると思いますが、この研究の考察で

 

“本調査では「文章理解に重要な単語」に自己流でハイライトをさせるという曖昧な教示を行なっていた。仮に具体的な教示、例えば、「内容確認が後で行われるため、それを意識して」ハイライト付与をさせる場合、文章理解が促進される可能性がある。”

 

と論じられています。

 

つまり、アウトプットする目的を持って、蛍光ペンを用いた場合には理解を促進することができる可能性が高いと思われるのです。

 

 

樺沢紫苑さん著の「インプット大全」でも

アウトプット前提でのインプットは100倍もの効果の差が出る、と言われており

 

蛍光ペンを用いる場合でも目的を持ち使うことで

文章に集中することができるだけでなく

理解力の促進、内容の記憶もすることができると言えるのです。

 

目的を持てば蛍光ペンも効果的になります。

 

 

⒉ペンを持つなら4色ボールペンがいい

色鉛筆

 

蛍光ペンを使用しない場合について考えていきます。

前田祐二さんの「メモの魔力」では

4色の色分けをしてメモを取ることを勧めています。

 

黒、の4色

 

 色分けの軸としては、「主観or客観」「重要度」の2つがあるそうで

 

◯主観 緑色

◯客観 その他3色

 

・事実 黒

・やや重要なこと・引用、参照 

・最重要なこと 

 

この4色を分けて使うことで、自分にとって本当に重要なのかどうかを判断する訓練をすることができると話されています。

 

実際に僕も試してみましたが、メモのメリハリがつきますし、重要なことがひと目でわかるという効果もあり、何かを考えたり、決めたりする時に判断しやすくなったとじっかんしています。

 

そして、詳しくは書きませんが。「メモの魔力」に書かれているメモの方法を使うことで、

学んだ知識や経験したことから自分の成長や仕事に繋げるための具体策を考えることができるようになります。

 

実際に読書をしても、知識としては知っているけど使うことができていない、という状況を打開することができるようになります。

 

知識を使えるものにするためにも4色ボールペンを使用し、色分けをし、思考することが効果的なのです。

 

 

⒊読書に集中に生産性を上げる読み方とは

ペンを使用しながら読書をする男性

 

読書に集中して、生産性を上げるための読み方の答えはシンプルで

「目的を持って読む」

これだけで集中できますし、生産性を上げることができるようになります。

 

そして、より集中するための方法として

蛍光ペンを使用したり、4色ボールペンを使用してみましょう。

 

目的を持つことや蛍光ペン、4色ボールペンを使うことは

ほとんど努力せずに実践することができます。

 

強いていうならものの準備をする程度だと思います

 

 

読書に集中できないと感じたり

読んだ内容を記憶できない、仕事や実際の場面で使うことができないと感じている方は

試していただいてみてはいかがでしょうか。

 

 

 

以上をまとめると

・読書中に目的を持って蛍光ペンを使用することで内容を理解したり、集中することができる

・色分けをすることで効率的に内容の把握をすることができ、理解も深まる

・目的を持って本を読むことで集中力と生産性を高めることができる