「始める」ブログ

誰かの、何かを「始める」きっかけに

長期的な目標を達成できない人が使っている「感情」とは

「目標を立てても達成できない」

「始めは頑張れるのに、頑張り続けられない」

「目標の立て方は間違えてないのに続けられないのってどうして?」

 

以前目標の立て方に関する記事を書きました。

tunrun.hatenablog.com

 

メンタリストDaiGoさんが紹介していた本

やり抜く人の9つの習慣 コロンビア大学の成功の科学

にも書かれていた方法ですが

 

・目標を具体的に立てること

・すぐに行動できるように行動も具体的に立てる

 

この方法を使うだけでも行動し続けることができたり、目標を達成することができます。

 

この方法を用いても頑張ることができない場合に考慮する原因があります。

 

それは「感情」です。

 

長期的な目標に向かない「感情」について書いていこうと思います。

 

 

本日の結論

「恐怖での行動力は続かない」

 

 

もくじ

⒈恐怖での行動が続かない理由

⒉長期的な目標に向いている感情はこれ

⒊感情はコントロールできないが、恐怖は減らすことができる

 3-1 恐怖の認知を変える方法

 

 

⒈恐怖での行動が続かない理由

「あなたが逃げたいと思うことはなんでしょうか」

 

想像できたでしょうか。

 

親に怒られること?

友達に馬鹿にされること?

いじめられること?

生きていけないこと?

職を失うこと?

大切な人に嫌われること?

 

恐怖の感情は、自分が大切にしているものが“無くなってしまうかもしれない“と感じたときや熊が目の前にいるような、実際に恐怖が目の前にある場合に強く生じます。その時になると、人は失わないために必死になって闘うか逃げるかの選択をするのです。

 

人にとってその行動は、恐怖から逃げるために行われるものですが

 

さて、恐怖が去るとどうなるのか…

 

答えは、「人は行動をやめてしまいます」

 

仮にそれでも行動し続けるためには、さらなる「恐怖」を想像するなどして、作り出さなければいけないのです。

 

この場合の原動力は、自分に降りかかる恐怖であるので

恐怖が降りかからないのに行動する必要はなくなってしまいます。

 

この恐怖から来る行動力は、自分の生死にまつわる記憶も含んでいるため、強く働きます。一時的なモチベーションのためならこの「恐怖」を原動力としてもいいかもしれません。

 

以上の理由から、長期的な目標に対しては、効果は持続しない(しにくい)ので、目標を継続することができなくなってしまいます。

 

 

⒉長期的な目標に向いている感情はこれ

長期的な目標に使うべき感情とは「プラスの感情」

嬉しい、楽しい、安心する、ワクワクするなどの感情のことです。

 

何か物事をしていることで苦痛になることは誰もしたくないですよね?

(驚異的なドMの人がいて、周りがきらいな物事でもその人にとっては苦痛ではないとしても、驚異的なドMの人が苦痛と感じることはドMでもしたくないものでしょう)

 

走るのが苦手な人がマラソンをするなんてことは苦痛以外の何者でもありません。

頑張るためには、ある程度達成したい気持ちが強くないと頑張ることができません。

走るのが楽しい人は、楽しんで頑張ることができると思います。

 

仕事でも同様ですが、

苦手な仕事である場合は、苦痛以外の何者でもありません。

モチベーションも何もないので、技術や知識の伸び率は低い

 

面白いと感じるもの、やっていて夢中になれるものは、仕事のことを考える時間が増えます。

夢中になれるものはモチベーションも高く保てるため、ある程度の困難さがあってもくじけることはなく、むしろそれも楽しんで乗り越えてしまうと思います。

 

 

長期的な目標の達成に「恐怖」の感情が発生してしまうと頑張り続けることができず、成果も出ない、精神的にも負担が大きい、という状況になってしまいます。

 

そのようなときには断る勇気が必要だなとも思います。

 

会社にとっては社員という数の一つでしかありませんが

自分の人生にとって自分は、欠けてはいけない要素ですから。

自分の心を壊してまでする必要のある仕事はありません。

 

 

⒊感情はコントロールできないが、恐怖は減らすことができる

直接的な恐怖ではない恐怖については軽減することができます。

方法としては「認知を変える」

過去の記憶で“恐怖“を感じた出来事は、極めて限定的な場面での恐怖である可能性が高いです。

 

・自分の本心を言ったことで親に怒られた

→そのあなたの言った本心に対して親が“禁止”しているマイルールに触れたため、その恐怖から逃げるために子供を叱ることがあります。

他の大人の場合、共感してくれるかもしてません。

親に叱られたのはたまたまだった可能性もあります。

 

・自分は嘘をついていないのに、友達に「嘘つき」と言われた

→その友達にとっては不都合なことや勘違いにより「嘘」にすることで好都合なことがあったのだと思います。

その年齢や立場、相手が変わることで、相手から「嘘つき」と言われることはないはずです。

 

3-1恐怖の認知を変える方法

①自分が“恐怖”を感じる体験・経験を思い出します。

②恐怖を感じたのは、たまたまその場面で恐怖を感じただけであることを知りましょう。

③その場面で恐怖を感じない経験をすると、恐怖を感じたのはあなたの記憶にある“あの時”だけだったと知ることができます。

④経験した割合が変わると感じていた感情が減っていきます。

⑤恐怖の感情が減る

 

 

以上まとめると

・恐怖からしている行動は恐怖がなくなると行動しなくなる。

・継続するには「プラスの感情」がキーポイントになる

・恐怖は「恐怖」を感じた経験を変えることで減らすことができる。