積読は“不真面目”で解消される
積読の原因は“真面目”だから
あなたはなぜ、積読をしてしまうのか考えた事はありますか?
そもそも積読を「全て」解消することができるのか?
と言う事については、
解消される部分もあるし、解消できない部分もあるということが事実かと思います。
そんな僕も大学生の頃から本を読み始めたのですが、積読する本がほとんどでした。
「気になる本が沢山あるのに読みきれない!」
そんなことを思い、速読やフォトリーディングなどの勉強をしてやってみるも身につかないし、本の内容は入ってこない。
本で顔をパラパラと扇いでるだけじゃないかと思う時もありました。
そして読みきれない本は積読されていったのですが、ある方法を知ってからは
読書の満足感が高まり、知識も身に付く、そして積読も少しずつ解消されるようになりました。
難しい方法ではありません。シンプルな方法でした。
今回はその積読をしてしまう理由と
どうすれば積読が解消されるのかということについてまとめていこうと思います。
本日の結論
「積読は“不真面目”で解消される」
目次
⒈なぜ積読してしまうのか
⒉積読に対抗する“不真面目”のススメ
⒊不真面目に向き合うと読書が面白くなる
⒈なぜ積読してしまうのか
まず積読とは、
入手した書籍を読むことなく自宅で積んだままにしている状態を意味する用語である。(ウィキペディアより引用)
なぜ積ん読になるのかを考えてみると
積読をしてしまう人は真面目な人なのです。
「読まずに積み重ねている人が真面目だって?」
そう思いますよね?
でも考えてみてください
積読をする人達は
色々なことに興味があって、色々な知識を身に付けたいと思っているのです。
だから多くの本を買ってしまいます。
本を買うのはいいのですが、買う量と読むスピードのバランスが取れていない。
読むスピードが追いついていないため、読んでいない本の量がどんどん増えていってしまうのです。
積読する人の特徴として、完璧主義な一面があります。
つまり、1ページ目から最後のページまで読んでこそ読書であると思っている。
見落としがないように隅から隅まで目を通そうとする。
こんなに几帳面な人は真面目以外、何者でもないでしょう。
小学生の時のことを覚えていますか?
小さな頃から今の今まで、本の読み方を教えてもらった記憶はあるでしょうか?
そうです。教えてもらったようなもらっていないような。
本当のところ、そもそも僕らは“本の読み方”と言うものをちゃんと教わっていないのです。
学校教育で本を読んだと言えば、教科書くらい。
教科書の読み方と言えば1ページ目から読む方法。
1ページ目から読んだとして、興味のある部分を読むのであればさっと読むことができますよね。
ですが、興味のない部分を読むとなると1ページはおろか1行1行読んでいくこと自体が苦痛になり、集中力は削がれ、居眠り学習へと到達していくのです。
その結果教科書を読み終わると言う事は叶わぬまま
不全感を持ちつつ、次の学年に進級したり卒業してしまったりしてしまう。
そんな学生時代を過ごしてきたあなたもそんな自分とは今日でおさらばです。
読書は何のためにするのか
その目的を明確にすること、そして読み方を知ることによって
読書のモチベーションを保ったまま、本を読み続けることができるのです。
次の項目で読書の目的と読書の方法についてまとめていきたいと思います。
⒉積読に対抗する“不真面目”のススメ
まず読書の目的としては、
自分の知りたいことを知るために行う行為です
そして、その目的を持って読んでいる段階では
自分の知りたいこと以外を読む必要はありません
「え、読まなくてもいいの?」
積読になる原因はここにあって
・読書の目的が決まっていない
・目的以外のことを知ろうとして、何のために読んでいるかわからなくなる
この2つが読書のモチベーションを下げ、読んだはいいけど内容が残っていない、そして途中から苦痛になっていくのです。
だからこそ読書をするときには
自分の知りたいことを知るためだけに読むことを徹底して行うことが重要なのです。
次に読書の仕方について説明していきたいと思います。
読書の方法としてはシンプルな方法です。
①読書の目的を決める
本を読む前にその本から何を知りたいかっていうの想像し、決めます。知りたいことは出来る限り具体的で明確なものにすると、見つけられた感覚を得やすくなりますよ。
②目次をパラパラと開き、自分の知りたいことが書かれていそうな部分を開いてさらさらと読む
本を読み慣れていない人が目次を真面目に読もうとすると、目次で挫折するので、パラパラと流し読みをして探してください。
さらさらと読んでみた結果、自分の知りたいと思っていたことが書かれていた場合には読書の目的は達成されたといえます。
仮に書かれていなかったとしたら、別な本を当たってみるしかありません。
そのため、本を買う前にして欲しいのですが
本が欲しいなと思ったら、本屋に行ってから①、②の方法を試し、知りたいことが書かれているか、書かれていないのかを見極めることをオススメします。
そして、その上で購入するかしないかを検討してみるのがいいと思います。
「こんなので読書終わらせてしまっていいの?」
「本を買うのにお金をかけたのにこれだけしか読まないなんてもったいない気がする」
確かに本を買うには、お金を払わなければいけないので無駄にしたくない、もったいないことをしたくないということを思うかもしれません。
そのときには上記に書いたように、買う前に本屋で立ち読みしてみてください。そうすることで買ったけれど満足感が得られずに積読行きになることを止めることができます。
そして、そもそもの読書をする目的を思い出してください。
読書は自分の知りたいことを知るために行う行為なので
自分の知りたいこと以上のことをその本を手に取った時点で知ろうとする必要はないのです。
そして最後の項目では、不真面目に読書と向き合った結果どうなるのか
知りたいこと以上に知識を得ることができる方法についてまとめていきます。
⒊ 不真面目に向き合うと読書が面白くなる
「自分の興味のないところに今まで知らなかったことを知るきっかけがあるんじゃないの?」
「知りたいこと以外の情報を知ろうとしないと言う事は情報が偏ってしまうのではない?」
真面目な人はこのように考えるかもしれません。真面目ですので。
もちろん興味のない部分を読むことによって
今まで知らなかったことを学ぶことができたり
新しい見方を知ることができることを否定できません。
しかし、積読をしていると言う状況では
まずは読書に対する抵抗を少なくすること、
そして継続して本を読むということが、さらなる積読にならないためにも重要なのです。
読書が面白いな、もっと学びたいなという感覚を知り
モチベーションを保ったまま読むという体験をするためには
まずは知りたいと思ったこと
それを知ることによって自分の知りたいと言う欲求が満たすことが優先です
積読は言って見れば読書に対する失敗体験の積み重ねです。
なので
読書という行為自体にポジティブな成功体験を持つために
自分の知りたいことを知れたと言う経験を積み重ねることが大事だなのです。
最後に
読書に対する抵抗が少なくなったときに試して欲しい方法があります。
抵抗がなくなるまでは試さないで欲しいと思います。
その方法は目次を熟読すると言うこと。
目次には本の全体的な流れが書かれてあり、自分の知りたいことを見つけることだけでなくその知りたいことに関連した事柄を見つけることができます。
そうすることによって初めに知りたかったこと以外にも目を向けることができるようになり知識が少しずつ広がっていく
積読してしまうのは、あなたが真面目であるがゆえに
取り組み方自体がハードルの高い状態になっていて
そのハードルを越えるために人々は苦痛や困難を感じる
そしてそのうちハードルを超えることができなくなっていってしまうのです。
この、読書のハードルを下げる“不真面目さ”を行うことによって、
今まで「読みたいけど読めなかった」と言うモヤモヤした気持ちを解消していくことができると思います
以上まとめると
・積読は真面目がゆえに起こってしまう出来事
・読書の目的をしっかり持ち、読書を継続できる方法をすることで積読を解消していくことができる
・不真面目に読書を行うことによってモチベーションが高まり、読書に対する成功体験が増え、読書自体が面白いと言う経験をすることができる